∀ddict

I'm a Japanese otaku. I like Manga, Anime, Games and Comics.

復習:新世紀エヴァンゲリオン 第八話「アスカ、来日」

対・ガギエル戦でアスカ&エヴァ弐号機お披露目の回。脚本・榎戸洋二/庵野秀明、絵コンテ・樋口真嗣、作画監督・本田雄と、今回の話に合わせた布陣。弐号機の空母八艘飛び、水中零距離射撃など見所が多い。全体として、これからしばらく雰囲気が明るくなる。

漫画ではガギエル戦がダイジェストで登場するのみ。新劇場版では海の色が青から赤に変わっているのでボディーカラーが赤の弐号機の水中戦闘は漫画版同様カットされてしまう可能性が浮上してきました。水中戦が赤地に赤が動くという状況になってしまいますね。八艘飛びはVTRで映っているので、回想もしくはVTRで登場するのかな?劇場版の予告では弐号機も空輸になってたような感じでしたが。


演出が全般的にコメディタッチになっている。ざっと挙げるとこんな所

  • アスカがシンジ・ケンスケ・トウジを叩く音とサブタイトルの表示が同期している
  • 叩いた手の跡がはっきりと赤くついている
  • 加持がミサトの寝相が悪いことを暴露したときのリアクション
  • ケンスケの涙の流れ方が漫画の泣き方(目からすぐ下に滝のように流れ落ちてる)
  • プラグスーツを着たシンジが内股でくねくねしてる
  • 艦長とミサトのマイク争奪戦
  • アスカが教室に入ってきたときにトウジが椅子から転げ落ちる

冒頭からオーバー・ザ・レインボウの艦長に「ボーイスカウトの引率のお姉さんかと思ったよ」と皮肉を言われるくらいの遠足気分。甲板に仁王立ちしているアスカの登場シーンは足からなめるように頭へ向かい、最後に強風でワンピースがめくれてパンツが見える。ここまででも前話までと同じアニメなのかと思うくらいテンションが違う。

演出の方向性も異なっていて、弐号機の八艘飛びや水中零距離射撃もできる/できないではなくて絵面のかっこよさを取っている感じ。これはJAの話で初号機が輸送機から下ろされてJAを走って追いかけるシーンもそう。


で、次回からしばらく『エヴァ』全体を通してみるとあまりらしくない少年漫画的というか、ロボットアニメ的な話が続くことになります。