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『ガンダム』富野監督と東大工学部教授のディスカッション「テクノドリームI」レポート 第二部

第二部は

  • イベントのスポンサーの三洋電機東洋エンジニアリングに勤めている東大工学部OBからのプレゼンテーション
  • 企業の現場での工学(出身者)の扱い
  • 企業に求められている人物像

という流れで進行していきました。

詳細については

「地球を使いこなすセンス」が求められる工学〜「ガンダム」の富野由悠季監督らが東京大学で講演 - http://robot.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/06/16/1121.html

Watch Impressに記事が上がったので、それを読んで補足の部分だけを書くことにします。



 また、少子化問題についても再び言及し、「人口3,000万人以下だったら文化がありえないのか。そんなことはない。人口が半分になるということを危機感ではなく緊張感なのだと思えば良いのではないか。その状況を素直にあるべき形として構築していかなければならない」と述べた。人類が「ニュータイプ」になるための課題だと思えばいいのだという。

ここの部分。前後の流れからカットなのか、富野監督がマイク外してしゃべってたからだったのか分かりませんが、この直後、富野監督から環境ジャーナリストの枝廣さんの話がありました。

枝廣さんと富野監督は『ガンダムエース』2007年11月号の「教えてください富野です」で対談しているのですが、なにせ、富野監督をして「ニュータイプ」と紹介されていた人だったので名前が出てきたときにすぐに思い出しました。

その枝廣さんの発言はこちら


枝廣「これまでの人類というのは、自分の身の回り50センチのこと、そしてせいぜい5分以内、政治家なら次の選挙、業界人なら四半期、それくらいしか考えられない。環境問題を乗り越えて進化した人類は、何かを考えたり決めるときに、地球の裏側のことや七世代後のことまで自然に考えに入れて判断できるようになるでしょう。つまり、意識や知覚の広がった、覚醒された人間になると思うんです」

この発言を聞いて富野監督は「それじゃSFじゃないですか」と言っていたのですが、本当は嬉しかったんだろうなと思っていました。

そしたらこの話をしているときに本当に嬉しそうにしていました。「ガンダムも見たことないけど『ニュータイプ』と同じことを考えていて、しかも頭のいい人に実際にいたんだよ!」という感じでしゃべっていた記憶があります。


他は網羅されていると思うのでここの点くらいでしょうか。