金曜分

おおきく振りかぶって

最終回。桐青戦後の休暇の一コマのお話。冒頭に中学時代の三橋と叶が出ていて、最後に叶からの戦勝報告に三橋が素直に対応できたところまで成長したというか、まともになったというか。それでも阿部や花井をイラつかせている程度だけど。あのイラついている阿部君がいいですよね。

総評としては、野球が面白いと素直に思わせてくれるアニメだった。中学時代にトラウマを作った三橋が新しい高校でそれを癒して、成長していく話なので入りやすくもあった。男の子ばかりの話なのでシリーズ構成が黒田洋介だったというのも合っていたと思うし。

ただ、才能の有る無しはそれなりにシビアに描かれているところ(田島に対する花井とか)が今後ますますはっきりしてきそうで、続きが作られるならその点は注目点かも。それでも当人たちは野球を普通にやってるんでしょうけどね。連載が「アフタヌーン」なので「ジャンプ」みたいに超人化著しいことにもならないでしょうし。

怪物王女

最終回。頭のねじが緩んだフランドルが暴走して、皆がそれを止めに行く話。平和なときに突発的に起こった事故の話が最終回に来るというのは原作がまだ続いているんだなぁ、と思いました。

総評としては、なんだかいまひとつノリきれない感じのアニメだった。表現規制の関係もあるのかもしれないけれど、血が出そうな場面などはかなり伏せてあるし(初回のヒロが死んだときくらいか？)、アリプロのEDイメージからするとずいぶん外れている感じ。原作未読なのでそこのところは何とも言いがたいところだけど、どういう方向性なのかをつかみ損なった感じだった。