∀ddict

I'm a Japanese otaku. I like Manga, Anime, Games and Comics.

ガンダムエース 11月号

GUNDAM A (ガンダムエース) 2007年 11月号 [雑誌]

GUNDAM A (ガンダムエース) 2007年 11月号 [雑誌]

機動戦士クロスボーンガンダム 鋼鉄の7人』が終了して以来買ってなかったのですが、『機動戦士ガンダムUC』のプロモーションアニメが付属していると聞いてそれにつられて買いました。プロモは『逆襲のシャア』の3年後の世界(とは思えないようなMSもいますけど)を今の技術で描くとこうなる、といった感じでした。

後、冊子の付録で『00』のプロモ漫画とアニメ監督の水島精二と漫画版の大森倖三の対談が載っていた。しかも、これ、同時発売の「ガンダムエース11月号 スペシャル版」とは別のものなんですよね……。両方買わせようという魂胆か。『00』の漫画も「ガンダムエース」ではなく、新創刊の「ケロケロエース」に連載で、「ガンダムエース」には『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』シリーズのコンビで『00』の外伝が載る様子。

『オリジン』はオデッサ編が今号で終了で、次号からララア編と銘打って宇宙へ。

「教えてください富野です」は環境ジャーナリストの枝廣淳子さんとの対談。今回は富野監督が大人しくてあまりしゃべってませんでした(笑)冒頭の富野評で「ニュータイプ」と珍しく(?)書いてあるので何かと思ったら、この辺りの発言が元ですね。

枝廣「これまでの人類というのは、自分の身の回り50センチのこと、そしてせいぜい5分以内、政治家なら次の選挙、業界人なら四半期、それくらいしか考えられない。環境問題を乗り越えて進化した人類は、何かを考えたり決めるときに、地球の裏側のことや七世代後のことまで自然に考えに入れて判断できるようになるでしょう。つまり、意識や知覚の広がった、覚醒された人間になると思うんです」

事前に富野監督が「それはSFじゃないですか」と言っているわけですが、ニュータイプのことですね。劇場版『Z』でカミーユの言う

カミーユ「排除しなければならないのは、地球の重さと大きさを想像できないあなたたちです!」

の逆の存在ですか。私はオールドタイプなので厳しいなぁ。所属している組織にしても構成員の大半は知らない人ですし、どうやって動いているのかきちんと把握したことがありません。それに、対談中で非難されている組織の存続が目的になっているような組織にしかいたことありませんし。

それが不幸なのかは分かりませんが、今回のような意味でのニュータイプはガンダム世界でも滅多にいませんし、自分には厳しいかなぁと思ってしまう次第。更にはこのように悲観的に思う若者が育っていることも問題だ、とも対談中で先手を打たれています。

それが問題だということは非難される「今どきの若者」でも自覚してはいるのですけどね。そこから先に行けずに、漫画とかアニメとかネットとかに時間を費やしているからダメなわけでして……(笑)こういう人間は覚醒してニュータイプになるという道筋はたどれずに、システムの側に過剰適応した――軟弱な連邦を構成するオールドタイプになるんだろうなぁ。

「それじゃダメだよ」*1という話を何度も見ているはずなのですが、オタク入門時に見た「逃げちゃダメだ!」*2レベルで留まってます。そんなに早々切り替えられる話でもないとは思いますが、本当はまずいんでしょうね。

*1:『Z』を初めとした富野作品

*2:言うまでもなく『新世紀エヴァンゲリオン