日曜分
仮面ライダー電王
劇場版とリンクするエピソード完結編(?)オーナーが劇場版を見るにはデンライナーとは別のチケットが必要なことを主張していたり、そのカードに刻まれた日時はおそらく初日公開日だったりと細かくアピールしていた。
今回はっきりしたのだけど、電王世界では異なる時間軸にいる自分自身に会っても消滅したりしないのか。と、言ってもゼロノスに変身できる人だし、良太郎の時間軸にいるべき桜井さんは他の時間にいるから何とも言えないのだけど。
後、良太郎がさすがにきれていたところも見ものだった。モモタロスが好き勝手したときに意地を張ってプラットホームで戦い続けたところといい、気弱だけど言うべきときはきちんと言うという良太郎の造詣は好きです。
天元突破グレンラガン
今までのサブタイトルが「反逆のシモン*1」なら今回は「反攻のロシウ」か。大グレン団のメンバーをお飾り要職に付けて、立てておいて問題があれば引責辞任させるという構造。組織を動かす主要メンバーは自分に賛同するもので固めている辺りはムラでの経験値が高いだけあるなぁ。
螺旋王の「実は人類とこの星を守っていた」というオチは価値観を相対的にする一種のパターンですね。『キングゲイナー』における「地球環境を守るために環境のいいとこを自然に明け渡して人間はドームポリスに住め」というロンドンIMAとかシベリア鉄道の建前みたいなところ。それをある意味エゴで押し切って「ドリルで天を突く」か「エクソダスする」かといったところか。
『キングゲイナー』はヤーパンにたどり着く前に終わったので移動の間の人の営みの描写がメインだったけれど、『グレンラガン』はその辺は割とあっさり戦闘で終わらせてしまって定住後の問題に持っていっている。定住前/定住後で絵作りも少し昔っぽいものから最近のものにテイストを変えているし、その辺は意識的なんだろうなぁ。
来週はシモンが「俺たちにはこんなもの(街とか組織とか)必要なかったんだよ!」とカミナめいたことを喚いて、ロシウがそれに正論吐いて「あなたは何も分かってない……」みたいに言うシーンが想像できました。
今後どうするんでしょうね。シモン&元ガンメン乗りがヴィラルと合流、ロシウとは別の方向でアンチスパイラルと戦うという方向かなぁ。ニアの扱いでシモンとロシウの意見が割れるのは見えてますしねえ。
*1:時期によってカミナ