ソフトウェアのライセンス承諾をきちんと読む人なんているの?
ソフトウェアのライセンス承諾とはインストールのときに必ず「承諾」または「はい」を選択しないとインストールできないアレです。当然そうしないとインストールできないので「いいえ」を押す人はいませんし、ご丁寧にライセンス承諾書の一番下までスクロールバーを移動させないと選択が出来ないものもあります。ライセンス承諾書の文面は免責事項であったり、著作権関連の法令が書かれていたりでなかなか敷居が高いものです。
「良く分からないけど承諾しないとインストールできないし、クリックするもんなのじゃないの?」と読み飛ばしている皆さん。どうやら中身はこんな感じです。
「Does Anyone Actually Read Software EULAs?」
(http://www.codinghorror.com/blog/archives/000892.html)
元の文と私の意訳で二重に偏っている面がありますが、そこのところはご了承ください。
1. 公の場で製品を非難しないでください
直接は書いてませんがこのように取れる文面もあるようです。
2. 製品モニターになってください
エロゲのように「プレーヤーがデバッガ」よりはましな状況ですが、Windowsでも似たような状況がありますね。
3. 製品のリバースエンジニアリングをしないでください
リバースエンジニアリングというのはプログラムをソースコードの状態に戻す作業です。「この機能いいな、どうなってるんだろう?」と思ってソースコードに戻して利用するというのはダメです。
4. 製品を他のベンダーの製品と一緒に使わないでください
それによってあなたのPCに不具合が生じても項目6によりわれわれの責任ではありません。
5. バージョンが新しくなって変更点があった場合、あなたの許可無く変更します
WindowsUpdateでWindows XPとWindows XP SP2だと対応ハードウェアとかかなり違います。
6. 製品があなたのPCに不具合を生じさせても責任は取りません
これがライセンス承諾でもっとも重要な文面です。たとえ製品で不具合が起こっても訴えないでください。
いかがでしたでしょうか。酷い事が書いていると思ったらそれは多分元記事のニュアンスの汲み取りと私の意訳が間違っていると思ってください。
しかし、最近はWebサービスでベータ版という表現を普通にするようになったので、製品として購入したものが実はベータ版だった!なんていう笑えない冗談も私の周囲で通じるようになってきていますが。