パイレーツ・オブ・カリビアン ワールドエンド
見てきました。カップルばっかりで完全アウェー戦。
内容はカップル多いわりにカップルが呪いをかけられて、独身男どもは気ままに海賊家業を続けているという複雑な気分になるものでした。掻い摘んで言うと女が浮気して、男が仕返ししたら呪われたという酷い話。前例があるだけにスタッフロール後に追加映像入れてダメ押ししないといけないという何ともな状態だった。その時には半数近く客がいなかったけど。
一番面白かったのはジャックが墓場でラリってたところ。船の乗組員がみんなジャック(実際には一人劇してるだけ)でうだうだやってたり、石を投げても拾ったところに戻ってたり、船を一人で引っ張ってたりとなかなかシュール。ジョニー・デップはこういう演技もうまいですね。開始30分くらいのその部分が自分にとってクライマックスで、後はひたすらおしりがかゆくなるのとの戦い。視覚効果はやたら派手なので目は離せないんですけどね。
id:sanakanさんもid:sanakan:20070527で書いてるけど登場人物が出落ちが多すぎた(サオ・フェンいらないし、カリブソの話も引っ張りに引っ張った感じ)。ラストもブラック・パール対フライング・ダッチマンなので他の海賊はまったく戦ってないし。直前まで全面戦争という雰囲気だったのにしょんぼり。艦隊戦見たかったなぁ。
後、一番の目的だったはずのウィルの父親がらみの話がイマイチ入ってこなくて、ケンカ中だったウィルとエリザベスが最終決戦の戦場で延々結婚式の宣誓してたのは笑うしかなかったなぁ。そこに尺割くなら他の所に回して欲しかったなぁ。
台詞回しも今回あまりキレが良くなかった気がする。耳で聞いているのと字幕が微妙に食い違っている感じがしていたせいかな。案の定字幕は戸○先生でしたけど。
全体的には役者と視覚効果を見に行くのが正しい気がします。こんな感想書くとどこのキャラクターアニメだ、という感じですが。