クイーン
公開初日に見に行っていたのですが、感想書くのを忘れていました。
この映画はダイアナ元皇太子妃の事故後の英国王室の裏舞台を描いた映画で、主演のヘレン・ミレンの熱演もあり、批評家からも高い評価を得てゴールデングローブ賞やアカデミー賞を受賞しています。他の受賞関係など、詳しくは
「The Queen (film) - Wikipedia, the free encyclopedia」
(http://en.wikipedia.org/wiki/The_Queen_%28film%29)
を参照ということで。
さて、感想ですが、いい映画でした。アカデミー賞主演女優賞を受賞しているエリザベスII世役のヘレン=ミレンもさることながら、トニー=ブレア首相役のマイケル=シーンもいい演技をしていました。ただし、ある程度年齢重ねてないと辛そうではありますし、間違ってもカップルがデートに見に行くような映画ではありません。自分が見に行った回ではご年配の方が多くて、自分以下の年齢の人を見かけませんでした。
ガンダムを見ている人に分かりやすい(つまりそうでない人には大変わかりにくい)表現をすると、この映画は『∀ Gundam』の女王と周囲の反応という部分を抜き出してリアルに引き写した感じです。つまり、劇中のエリザベスII世は女王・ディアナ=ソレルなのです。彼女がどのようなバッシングを受けようとも威厳を保ち、時には屈辱を味わいながら決断していく様子が描かれていきます。そんな彼女に自身は労働党党首で嫁は王室廃止論者のトニー=ブレアも最後には「ディアナ様っ!」……もとい、「女王陛下!」とかしずくようになるのです。もっとも、ディアナの英語読みはダイアナなので、大衆にとってのディアナは故ダイアナ元皇太子妃なのかもしれませんが。
この映画で印象に残ったシーンを5つあげると
- ブレア首相とエリザベス女王の初顔合わせのシーン
- 川中に立ち尽くして泣くエリザベス女王と大鹿が出会うシーン
- ブレア首相が今まで王室を非難していたのに一転して女王擁護に回ることを決めたシーン
- バッキンガム宮殿前でエリザベス女王に少女が花を渡すシーン
- チャールズ皇太子のヘタレシーン
でしょうか。この話は先にも述べたように女王の苦悩と同時に首相が「女王陛下っ!」になっていく様子が描かれているのでそれぞれにシーンが2つづつと、劇中らしく小心者だと誇張されているチャールズ皇太子のシーンが1つです。
続きはまた書きます。『スパイダーマン3』見たんでそっちの感想も書かなきゃ……。明日までには追記予定です。