∀ddict

I'm a Japanese otaku. I like Manga, Anime, Games and Comics.

地球へ…

ソルジャー・ブルーが自らの過去を明かし、その意志をジョミーに託すまでのお話。ブルーの記憶によればこの世界では成人検査によって過去の記憶を消された後、地球に送られたりなんだったりするらしい。成人検査の過程でマザーコンピュータによる記憶の消去に抵抗できるだけの能力者がミュウと呼ばれる存在の様子。

ブルーの言葉を借りれば「人間は異質を排除したがる」ということなのだけど、そのわりに300年間も戦闘らしい戦闘をしてこなかったというのは不思議。ミュウの能力が何かしらの欠如の代償として発露するものであれば、ブルーやジョミーのような強い能力者はそうそう出てこないだろうから300年もあれば全滅させられそうなものだけど。

ブルー亡き後、本人に直接指名を受けたジョミーが指導者にならざるを得ない状況だけれど、館内には反対派も多いだろうし、ジョミーもやむなく受け入れているという状態。これからジョミーに試練が次々に襲ってくるんだろうなぁ。

今回改めて思ったのは、成人検査を拒否して子供のままであるというのはモラトリアムの話とか。一定の年齢になったら社会は大人になることを要求しているのに本人がそれを拒否するというのは直接的ですな。『トップ2』だと「あがり」を迎えて大人にならざるを得ないという描写だったけれど、今後このあたりはどうなるのだろう。