∀ddict

I'm a Japanese otaku. I like Manga, Anime, Games and Comics.

『コードギアス 反逆のルルーシュ』

  • ギアスの力は一人につき一度しか効かない
  • ルルーシュの母親は庶民上がりで暗殺には第二皇子と第二皇女が関わっている
  • 先生のテスト範囲に「エディンバラの屈辱」「新大陸への遷都」「西南戦争
  • 歴史の授業で「エリザベス一世」「ヘンリー8世」「テューダー朝」など
  • C.C.に対する現在の実験は皇帝には知られていないらしい
  • 次回予告に仮面の男(ゼロ)登場

ギアスの力の制限や遠隔操作など『DEATH NOTE』っぽいという感じもするけれど、カレンの「質問を質問で返すな!」で心理戦のカテゴリなら『ジョジョの奇妙な冒険』なのかと思った。

副シリーズ構成の吉野弘幸が元世界史の先生だけあって、背景社会は詳細に決めている様子。ヘンリー8世(1491-1547年)とその娘エリザベス一世(1533-1603年)(この人がテューダー朝最後の王)の話が歴史の授業で出ていた。ブリタニアはリアルイギリスですか。

「新大陸への遷都」辺りからがパラレル。新大陸は北アメリカ大陸のことで、アメリカ独立戦争(1775-1783年)が起こる前か勝利した後にブリタニアは新大陸に遷都したのだろう。名誉革命(1688-1689年)以降は実権が議会に移るので、「エディンバラの屈辱」の候補は清教徒革命(1642-1649年)から名誉革命の間の市民戦争で王や貴族と市民の対立、もしくはイングランドとスコットランドの対立辺りが元か。

ここで注目すべきはジェームズ2世(1633-1701年)と子孫、およびその支持者たち(ジャコバイト)。彼は名誉革命で追放されて国璽(国家の表徴として押す印章)をテムズ川に捨てて逃げた後、ケントで捕まっている。孫のチャールズ・エドワード・ステュアート(1720-1788年)はジャコバイトを率いてエディンバラを占領して、一旦グラスゴーまで引き上げた後、敗走してイタリアで逝去。で、ジャコバイトのほとんどはスコットランド人。

劇中との符号を見ると

といったところか。ブリタニア皇家はステュアート朝が実権を取り戻したifだというこじつけもできそう。実際ジェームス2世やその父チャールズ1世は王権神授説を受け入れて絶対王政をしきたがっていた感じもあったらしい(ジェームズ2世とルイ14世(1638-1715年)が同時代の人です)

西南戦争」が分からないけど「新大陸への遷都」後だとするとメキシコ戦争(1846-48年, 1862-67年)のことかな。冒頭の地図では少なくとも北アメリカ大陸はブリタニア帝国領になっているのでメキシコとは戦争をしているはずなので。

ギアスの能力制限とルルーシュの生まれに関してはほぼ予想通りだった。クロヴィス殺しの犯人をスザクにされたからゼロとして立ち上がることにしたのかどうかが来週の見もの。

追記

国璽が英語でC.C.(シーツー)になるんじゃないかと思って調べたらgreat sealかseal of the stateだった。空振りか。

*1:1話でカレンが乗ってたナイトメア