『ゼーガペイン』最終回
でこ光ってりゃいいのだ!(笑)という前回とは打って変わってしっかりとした終わり方。実体化したキョウちゃんがやたら男前でした(『スクライド』までではないけど殴り合いをするし)Cパートのリョーコの解釈は今後も割れるんじゃないんだろうか。ゼーガのWiki見ると
ラストシーンでのリョーコの描写(イェル神とかぶる)を見るに、リョーコが身ごもっているのは新たな命として現実世界に生を受けたシズノである可能性が高い。
となっている。自分もそう思ったけれど、シンであって欲しいという気持ちもある。
以下総評。
全体としてはOPや1話見て「おおっ」と思ったけれど上海サーバの話(6話くらいか?)までは状況が説明されないのに理不尽な目に合うキョウや、エンタングルを始めとした量子力学や神話の用語に慣れるまではちょっとダルかった。10話くらいになってからはただただ構成の巧みさに驚くばかり*1。
クレジットを良く見ると伊藤岳彦の名前があり、キョウちゃんにどこかアデュー*2の影が見えたりSFチックだったのはそのせいかと。氏のBlogでは
僕は文系のSFファンなので数式とかまったく理解できないんですが、ハードSFがかなり好きで、ゲームのビジュアルも含めこの時期ワイドスクリーンバロックな世界を目指していた気がします。 ただ、深夜という可能性もあったとは思うのですが、個人的には富野、良輔作品で育った世代ですから、夕方すっ飛んで帰ってきてワクワクしてみれる作品にしたかった。 子供の数も減っていますし生活サイクルも違う、でも主要購買層であるみなさんと同時に、子供はトラウマになるような作品みなきゃいけないっ!という黒く熱い願いがこの頃からずいぶん内容に投下されていたと思います。
というコメントがあって内容にも納得しました。かく書く(言うではないけど変な表現だ)私も「エンタングル」で「ああー、量子のからみあった常態か」と思って、量子コンピューターにワクワクしていたクチです。ただ、私は購買に貢献して無いなぁ、と。ゼーガのデザインはそれほど好きじゃないのでプラモ買ってませんし、ゲームはXBOX360なのでハード持って無いんですよね……orz
*1:リョーコ復活の話や作画は微妙な部分があったけど
*2:同氏による『覇王大系リューナイト』の主人公