『絶対可憐チルドレン』3巻
- 作者: 椎名高志
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2006/01/14
- メディア: コミック
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兵部登場回が収録された巻。主要登場人物が登場する巻を飛ばして読んでいるのは誤解を招きがちなはずなのにベースラインは飛ばして読んでいても分かる構成は長年の業がなせるものだろう。
谷崎潤一郎の『痴人の愛』を初めとして元ネタになったエピソードの片鱗が見え隠れしていて面白かった。谷崎とナオミの4巻での再登場は『痴人の愛』で自分の理想とは違った女になってしまったナオミに戻ったところそのものだし、兵部の基礎設定を見て超能力チルドレンが3人なのは『バビル二世』が元ネタだからなのかとようやく気付いた。そう言えば漫画版『バビル二世』の方だとバビルの塔じゃなくて確かバベル(=B.A.B.E.L.)の塔だし、皆本光一の名前は山野浩一(古見浩一だっけ?)の名前とかかってるのか。
通しで読めるようになったので今度は通しで読んでみたいと思います。