∀ddict

I'm a Japanese otaku. I like Manga, Anime, Games and Comics.

実写化とか

度々思うところがあるのでメモを継ぎ合わせてみる。

「日本映画界を救うコミック原作映画 - 続々封切りされる話題作の見方」
http://journal.mycom.co.jp/articles/2006/06/30/comicmovie/


とりあえず去年は

「日本映画製作者連盟」
http://www.eiren.org/toukei/index.html

に年間興行収入10億円以上の映画が載っているので調べてみたら

順位 公開月 作品名 興収(単位:億円) 配給会社
1 04/11月 ハウルの動く城 196.0 東宝
2 7月 劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ミュウと波導の勇者ルカリオ 43.0 東宝
3 5月 交渉人 真下正義 42.0 東宝
4 9月 NANA 40.3 東宝
5 8月 容疑者 室井慎次 38.3 東宝
6 6月 電車男 37.0 東宝
7 11月 ALWAYS 三丁目の夕日 32.3 東宝
8 1月 北の零年 27.0 東映
9 3月 ローレライ 24.0 東宝
10 7月 星になった少年 Shining Boy & Little Randy 23.0 東宝
11 4月 名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー) 21.5 東宝
12 7月 亡国のイージス 20.6 松竹 角川He
13 8月 妖怪大戦争 20.0 松竹
14 6月 戦国自衛隊1549 17.1 東宝
15 1月 東京タワー 16.3 東宝
16 9月 SHINOBI 14.1 松竹
17 10月 蝉しぐれ 14.0 東宝
18 4月 クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃 13.0 東宝
19 10月 春の雪 12.7 東宝
20 04/12月 ゴジラ FINAL WARS 12.6 東宝
21 7月 劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者 12.2 松竹
22 3月 ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島 12.0 東映
22 9月 タッチ 12.0 東宝
24 8月 劇場版NARUTO 大激突!幻の地底遺跡だってばよ 11.8 東宝
25 9月 劇場版 仮面ライダーヒビキと7人の戦鬼 魔法戦隊マジレンジャーTHE MOVIE インフェルシアの花嫁 11.0 東映
26 2月 着信アリ2 10.1 東宝

これを見ると原作付き、または続編が多い。そうでないのは8,10,16位の3本くらい。ジブリのぞけば50億超えてるのも無いのか('A`)

こういう記事を読むとこのインタビューを思い出す。

押井守監督『アヴァロン』インタビュー(2)」
http://forum.nifty.com/fjmovie/interview/avalon/avalon2.htm



―― 日本映画の現状に関してご意見をうかがいたいのですが?


押井 ぜんぜん興味ないですね。10年ぐらい前までは興味があったんだけど、邦画界の中での自分の居場所とか、邦画の世界はどうなってしまうんだろうとかね。そういうことを考えていた時期、かなり前ですが慶應大学の文化祭か何かで呼ばれて行って、金子修介と対談した時に、ぼくは「もう邦画なんか滅びちゃっていいんだ」って言ったの。「邦画の世界は、全部ダメになって別のシステムでやり直した方がよっぽど早い。邦画の幻想にしがみついてズルズルとジリ貧になるより、一度破産してやり直す方がいい」って言ったの。そしたら金子修介がエラく怒って「部外者みたいな話し方するな! あんたも邦画の人間なんじゃないのか? 日本の映画人じゃないのか?」と言うんです。そう言われても、ぼくは今まで日本の映画人扱いされたことないもん。アニメやってるだけだったしさ。まず、アニメの監督を映画監督扱いした奴がいるか?という話になったわけです。今まで放ったらかしにしておいて、今さら映画人扱いするな!ということです。基本的に今でもその考え方は変っていません。日本アカデミー賞にはアニメーションの部門がありません。アニメーションは今でも映画扱いされてないんですよ。ぼくの立場で言えば、実写もアニメも撮っているけれども、ぼく自身はアニメの監督だと思っている。さらに言うと「映画監督」と肩書きを書いて「映画」の上に「アニメ」ってルビを振ってるんだよね。逆でもいいんで「アニメ」に「映画」とルビを振ってもいいんだけど。映画っていうのは全部アニメーションだから。ぼく自身はアニメの監督だと思っているけど、今でも「アニメ監督」と言うべきなのか、映画監督と呼ぶべきなのか、あるいは「映像作家」と言った人がいたけど――ぼくは映像作家っていう言い方が一番嫌いなんだけどさ――もう勝手に呼んでくれ、って話なんだよね。ぼくは基本的にアニメの監督です。金子修介みたいに「自分は歴とした邦画の伝統に連なる映画監督で、商業映画の巨匠を目指すんだ」と思っている人は、それで良いかも知れないよ。ぼくは、そういう意識はぜんぜんない。邦画に関して言えば、自分はハッキリ言って「部外者」です。監督協会にも入ってないし。ぼくは邦画の世界に対して部外者として発言することはあり得ます。冷淡な言い方をして終わりですけどね。だからといって別に怨んでいるというほどのものではありません。「筋が違うでしょう」という話です。継子扱いしておいて、今さら正統な嫡子扱いするな、ということです。

ほとんど転載のような長さだけど結局こういうことだろうなぁ。都合のいいときだけもてはやされてるというのは最近のオタクも一緒だけど。