近況
植林の際に杉を大量に植えることを決めた人間に一言言いたいくらい花粉症に苦しんでいる。目と鼻がいい加減ボロボロになってきてただでさえ良くない顔が余計にみすぼらしく見えるのであまり鏡と向き合いたくない今日この頃。
外に出るときには最近街角でよく見かける立体裁断型の対花粉マスクが必須。うかつに忘れた日には残りの一日をティッシュ箱を抱えてうずくまってしまう。かといってマスクをしたらしたでまた問題が発生する。寒い日なんかはメガネが曇って前が見えにくいし、消毒されているのはいいのだが、マスクの素地から漂う香りは私をなんとも憂鬱な気分にさせてくれる。
こんな立体裁断マスクだが一つだけ気に入った遊びがある。それはキリキリ版『キャシャーン』ごっこだ。決めポーズもろくに覚えていないのだが、例の口上をつぶやく
たったひとつの命を捨てて、生まれ変わった不死身の体。
鉄の悪魔を叩いて砕く。キャシャーンがやらねば誰がやる!
(『新造人間キャシャーン』より)
一人で誰もいないことを確認してこっそりやっているのだが、傍目から見なくても十分に怪しい。他にも手をかざしたら流れるトイレで手をかざすときに頭の中ではフォースだと思って嬉々としていたり*1と我ながらバカっぽいことをしていると思う。いや、バカなのだ。
バカなのだけれど、歳相応の冷静さが介入してきて覚めてしまうのである。これがなかなか厄介なもので、これがあるおかげで挙動不審者として検挙されることもないのだが、同時に面白みを消してしまう。
なーんだか考えていることが2年位前に戻ってきている気がする。進歩がないなぁ。
*1:無論あれはセンサーで、何に反応しているのかも知ってはいるけど