『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』第11話 1クール(11/13)
○Aパート
ジブリールの前総統に続いての小物ぶりが発覚。敵キャラに魅力が無いとドラマも面白くないと思うのですが……それは個人の好みでしょうか。
しかも、アニメ雑誌で情報を収集すると、『エヴァ』で言うところのゼーレみたく、影で世界を牛耳ってる連中がいるようですが、ユダヤ陰謀説好きですね。
○Bパート
戦闘が続いているわけではないとはいえ、最前線にいる隊長クラスを呼び戻せるというのは議長は何処まで末端人事に口出しできるんでしょうか。アスランに対する特権といい、上が言う事は絶対なんですね(流石、CV池田秀一は伊達じゃない)
後。ディアッカはともかくイザークは前作の1クール終了時に民間のシャトルを撃沈させたことを罪に問われてたんですね。その後何事も無かったように登場していたので何にも無かったのかと思っていました。白服に昇進していましたし。ここのところは結構マジメ。
色々素直に納得できないとはいえ、エピソード単独だけで見ると、戦後に戦死した戦友の墓標の前で生き残ったものが死者を悼み、新たな誓いを立てるというのは個人的には非常に燃えます。イザークの
「お前はそれだけの力を無駄にする気か」(イザーク)
と、いった言葉や3人のの会話のかけひきなど、前作で4人がまとまっていたら『SEED』なんて5話も要らずにストライクが拿捕されて終わってましたね(笑)
しかし、20前のキャラをオヤジキャラと言うには違和感がありますが、3人は役割としてすっかりお兄さんキャラというかオヤジキャラですね。本編の中での年齢でオヤジと言うべきキャラはマードックくらいしか頻繁には出てきませんし、何よりその役割を果たしてない大人が多い*1ので、そうならざるを得ないわけです。
ですが、『SEED』は『機動戦士ガンダム』から『機動戦士Ζガンダム』のように7年経つとキャラクターとしての商品価値が消えてしまうデザイン*2なので本編中で経過したのが2年間で、デザインがほとんど変わらないのはいた仕方が無いとは思いますが……。
○余談
以前まで『機動戦士Ζガンダム』を引き合いに出してあれこれ言ってみたのですが前作と比較しても今作は個人的にはやや辛い。前作は
- 1クール…ペースも悪くないし、キャラの好き嫌いと、ちょっとホモっぽいキャラ*3の登場に驚いた程度でそこまで言うほどではない。
- 2クール…おそらくここでアンチ種の大半の人が首を傾げ始める。砂漠の虎のエピソード以降、3週連続総集編(3週目は最後の5分間新作カットあり)が挿入されて、ペースもグダグダになる。水中でのストライクの作画の酷さが話題に上る。
- 3クール…進行の遅れからかOPで死亡キャラ及び、敵味方の入れ替わりが判明するという事態に。今クール前半は明らかに2クールの未消化部分だったため、相当進行が遅れていたものと思われる。そのためか、3クール中盤から後半は急激に物語の進行のペースが上る。後半の話は割合人気なものも多い。
- 4クール…進行が遅れているが、既に総集編が組めないため、戦闘シーンの使い回しが激しくなる。そのため戦闘の過程や結果が延々ループしているようにも見えてきて世界全体の状況はさっぱり分からないまま、穏健派のクーデター*4で休戦協定で物語は完結。
といった具合で手放しに褒めることはは出来ないのですが、金相応の仕事はしているんじゃないでしょうか(偉そうだ 笑)あそこまで責められたのは、名前のせいですな。*5で、今作もそろそろ1クールが終了なのですが、良くも悪くも前作の良いところと悪いところが端的に現れているように思います。これで2クールが前作同様ダレると嫌だなー、とは思いますが。